「嘘解きレトリック」第3話では、探偵・祝左右馬のちょっと風変わりな優しさと、
彼がつく嘘に隠された思いに鹿乃子が気づき、思わず涙するという感動の展開がありました。
祝のつく嘘が意味する本当の気持ちとは何だったのでしょうか?
さっそく第3話を振り返ってみましょう。
「嘘解きレトリック」第3話ネタバレ
物語の始まりは、鹿乃子が早朝から探偵事務所をピカピカに掃除するシーンです。
祝のガラクタだらけの探偵事務所
しかし、鹿乃子がいくら綺麗にしても、気がつけば事務所はまたガラクタだらけ。
実は、祝がいらない物まで受け取って持ち帰っているせいで、事務所は常に散らかっています。
そんな祝の物集めのクセに呆れつつも、鹿乃子は彼と一緒にガラクタを質屋に持っていくことに。
質屋に到着した祝は、店主が言い出した値段に不満を持ちつつも交渉を続けます。
店主がケチろうとするのを見抜いた鹿乃子も、祝の交渉を手伝って最終的には90銭まで値段を引き上げることに成功!
このやりとりで祝が鹿乃子の「嘘を見抜く力」を頼りにしていることが伝わってきます。
嘘の裏にある祝の優しさ
その後、祝は道端でお焼きを3つ購入。
鹿乃子にも1つ分けてくれて、もう1つは質屋の店主にもおすそ分けします。
祝のさりげない優しさに触れた鹿乃子は、なんだか温かい気持ちになり、彼との距離が近づいているのを感じます。
しかしそんな中、祝が親友の端崎に対してある「嘘」をついていることが発覚。
鹿乃子はその嘘に少し困惑し、祝の本当の気持ちがわからなくなります。
端崎が事務所に訪れた時、鹿乃子は二人の会話から、祝と端崎が深い友情で結ばれていることを知ります。
しかし、端崎が話題に出した「松葉牡丹の着物の女性」に関して、
祝が否定する場面で、鹿乃子は祝が嘘をついていると察してしまいます。
この嘘が気になる鹿乃子ですが、なぜ祝が嘘をつくのか、その理由がわからずモヤモヤした気持ちに…。
嘘を見抜く力と祝の隠された本音
祝は鹿乃子に対して、自分の持つ「嘘を見抜く力」が、相手の気持ち次第で感じ方が変わることを説明します。
同じ言葉でも、言った人の意図や感情が影響することがわかり、鹿乃子は嘘に隠された本音を探る難しさを実感します。
そんな話を聞いた鹿乃子は、祝のついた端崎への嘘が、祝なりの思いやりから来ているのではないかと思い始めます。
松葉牡丹の女性について端崎が質問するたびに、祝はどこか冷たい態度を見せますが、鹿乃子には祝がこの話題を避けたがっているように見えます。
祝の気持ちを理解しようとする鹿乃子ですが、なかなかその本音にはたどり着けません。
鹿乃子の涙と祝の本当の思いやり
そして、ついに鹿乃子は祝が端崎に嘘をついていた本当の理由を知ることに。
祝の嘘は、端崎を傷つけたくないという配慮から来たもので、端崎の心を守るために必要だったのです。
祝は鹿乃子が嘘に気づくことも見越していて、彼女に助けを求めるような視線を送っていました。
最終的に、祝は鹿乃子に
「君は一人じゃない。僕はいつでも君の話を聞くよ」
と優しく語りかけます。
祝の言葉に鹿乃子は、自分が祝にとって特別な存在であることを実感し、思わず涙してしまいます。
祝がついてきた嘘には、ただの優しさ以上の深い思いが込められていたのです。
第3話の感想
「嘘解きレトリック」第3話は、祝が鹿乃子に向ける優しさや、彼が親友を思ってついた嘘の意味に焦点を当てたエピソードでした。
祝が鹿乃子を信頼し、彼女の力を単なる「便利なもの」ではなく、大切なものと感じていることが伝わってきます。
祝と鹿乃子の間に芽生えた絆がどのように成長していくのか、今後も目が離せません!
次回も、祝と鹿乃子の関係がどのように変化していくのか、楽しみですね。