東大名誉教授・薮内晴天(佐野史郎)の死後、7人の隠し子が名乗りを上げた――。
遺産5億円を巡るスキャンダルに騒然!
DNA鑑定で親子関係が証明されたはずの隠し子たち。
しかし、親友である荻久保教授(佐戸井けん太)は「薮内に隠し子などいるはずがない」と断言する。
果たして、この疑惑のDNA鑑定にはどんなカラクリが隠されているのか?
相続探偵・灰江七生(赤楚衛二)が、遺産相続の裏に潜む驚愕の真実を暴く!
第7話のあらすじ
5億円の遺産を巡るスキャンダル勃発!
テレビでは、薮内晴天の隠し子騒動が大きく取り上げられていた。
彼は児童青年教育の権威であり、紫綬褒章も受章した名誉教授。
しかし、死後7人もの隠し子が現れ、DNA鑑定でも親子関係が証明されたというのだ。
もし認められれば、隠し子たちには総額5億円の遺産の半分が分配されることになる。
しかし、薮内と長年親交があった東大法学部教授・荻久保は、
「彼に隠し子などいるはずがない」
と疑惑を一蹴。
荻久保は、マスコミに追われ引きこもっている薮内の妻・佐賀美(筒井真理子)のために、灰江に調査を依頼する。
灰江はワインを一本受け取ると、「高級ワインの分、しっかり仕事をしましょうか」と捜査を開始する。
疑惑のDNA鑑定のカラクリとは?
灰江と助手の令子(桜田ひより)、朝永(矢本悠馬)が調査を進めると、衝撃の事実が判明する。
DNA鑑定を行ったのは、週刊誌が独自に依頼した機関。
しかし、この機関の過去のデータを調べると、いくつかの疑わしい点が浮かび上がった。
偽装の可能性
DNA鑑定に使われたサンプルが、本当に薮内本人のものなのか?
実際、同じ機関で行われた他の鑑定では、過去にも信憑性が疑われた事例があった。
ハゲタカ記者・羽毛田(三浦貴大)の関与
週刊誌の記事には、フリー記者・羽毛田が関与していた。
彼はこれまでにもスキャンダルを捏造し、世間を騒がせてきた人物だ。
さらに調べると、DNA鑑定機関と彼の関係が浮かび上がり、意図的に結果を操作した可能性が浮上する。
遺産詐欺グループの影
7人の隠し子たちは、互いに面識がないはずだったが、実は裏でつながっていた。
灰江たちは、彼らの過去を調査し、全員が特定のグループと接点を持っていることを突き止める。
このグループは、これまでも「死後認知」を利用し、資産家の遺産を狙っていた可能性が高い。
灰江の推理が冴え渡る!
灰江は佐賀美に話を聞きに行く。
すると、彼女のもとに「DNA再鑑定は不要。隠し子たちの主張を受け入れろ」という脅迫状が届いていた。
これは明らかに詐欺グループによるものだ。
灰江は、羽毛田の動きを監視しながら、遺産詐欺グループのアジトを突き止める。
さらに、佐賀美の弁護士・福士(落合モトキ)と協力し、裁判所を通じて正式なDNA鑑定を要求。
その結果、7人の隠し子たちは全員、薮内と血のつながりがないことが証明された!
衝撃のラスト!黒幕の正体とは?
隠し子たちは詐欺師だったが、彼らを裏で操っていた黒幕がいた。
それは、薮内のかつての同僚で、彼の地位を妬んでいた男だった。
この人物は、薮内の名誉を貶めるため、詐欺グループと結託し「隠し子スキャンダル」を仕掛けたのだ。
さらに、DNA鑑定機関に圧力をかけ、偽の鑑定結果を発表させたことも判明。
灰江は、すべての証拠を突きつけ、黒幕を追い詰める。
こうして、薮内の名誉は守られ、佐賀美も救われたのだった。
まとめ
『相続探偵』第7話は、遺産5億円を巡る壮大な詐欺事件だった!
DNA鑑定すら悪用する巧妙な手口を暴いた灰江の推理力には、圧巻の一言。
さらに、週刊誌記者・羽毛田の関与や、黒幕の存在が明らかになり、物語は一気にクライマックスへ向かう。
次回、灰江たちはさらなる相続の闇を暴くことができるのか?
次の展開も見逃せない!