ドラマ『相続探偵』がついに完結！
最終回では、灰江七生（赤楚衛二）が国家賠償請求という前代未聞の挑戦に踏み出し、衝撃の事実と感動の結末が描かれました。
中でも、地鶏（加藤雅也）の法廷での告白や、父・和宏の“人にやさしく”という遺志には多くの視聴者が涙……。
この記事では、最終話のネタバレあらすじ、キャラクターの心理、伏線回収、SNSの反応、そして続編の可能性まで徹底考察します！
あらすじ（ネタバレあり）｜地鶏の本性と“国家相手”の訴訟劇！
行方不明だった羽毛田香（三浦貴大）が実は意識不明で病院に入院していることを知った灰江七生（赤楚衛二）。
長らく連絡が取れなかった羽毛田の生存に驚きを隠せないまま病室を訪れると、羽毛田はわずかに意識が戻っており、言葉は交わせないものの、壊れたノートパソコンを灰江に手渡します。
このパソコンには何か重大な証拠があると感じ取った灰江は、すぐに朝永秀樹（矢本悠馬）に解析を依頼。
データの復元に成功した朝永が見たのは、女性置き去り事件や羽毛田襲撃事件に関与する衝撃の人物──元総理の孫・浅葉台矢（藤田悠）の映像でした。
一方で、三富令子（桜田ひより）は自身の危険を顧みず、事件の核心に迫るため奔走。
煤田（水橋研二）から証言を引き出すため、彼のもとを何度も訪れます。
最初は頑なだった煤田も、令子が遺書を持って真剣な覚悟を見せたことで、ついに心を動かされ、証言台に立つことを約束します。
その行動の裏には、令子の強い正義感と信念がありました。
その矢先、灰江と朝永は弁護士法違反の疑いで突然逮捕。
司法の闇が垣間見える展開に、視聴者も息をのむシーンが続きます。
しかし福士遥（落合モトキ）の活躍によって二人は無事釈放され、事務所に戻った灰江は、父・和宏（鈴木浩介）の遺書と日誌を受け取り、大きな決断を下します。
それが、国家賠償請求訴訟という前代未聞の訴えでした。
裁判が始まると、灰江は地鶏（加藤雅也）が過去に裁判官を買収し、判決を操作していた疑いを提起。
さらには、自身が地鶏の生物学上の息子であることを法廷で明かし、実の父であるはずの地鶏が自分を一度も本気で迎えに来なかったこと、そして血のつながりはなくとも育ての父・和宏がどれだけ愛情を注いでくれたかを語ります。
その熱意と真実の言葉に心を揺さぶられた地鶏は、ついに過去の不正と圧力を認め、自らの罪を口にします。
この瞬間、法廷は静寂に包まれ、灰江たちの訴えが国に勝利するという歴史的判決が下されるのでした。
ニュースでは「国が敗訴」の速報が流れ、世間の注目を集めます。
ラストでは、灰江が地鶏に対して
「父の“人にやさしく”という言葉に従う」
と静かに伝え、未来を見据えたまなざしで法廷を後にします。
キャラクター心理分析｜灰江七生と地鶏の“親子の絆”とは？
最終回で特に胸を打ったのは、灰江と地鶏の間にあった“血のつながり”と“心のつながり”の対比です。
地鶏は、自身の家系を守るためだけに灰江を引き取ろうとしていた一方、和宏は血縁がなくても灰江を「息子」として育てていました。
この違いが、灰江の裁判での熱弁に深みがありましたね。
さらに、令子の覚悟と強さも印象的でした。
彼女の遺書には、自分の命よりも正義を選ぶ強い意志があり、それが煤田を動かしたのです。
伏線解説｜父・和宏の“日誌”と地鶏の過去が鍵だった！
最終回で回収された伏線の中でも注目すべきは、和宏の遺書と日誌の存在です。
この日誌には、地鶏の恐るべき過去と、灰江を守るために敢えて親権を渡さなかった理由が克明に記されていました。
ここに、地鶏の“本性”が描かれ、裁判での反撃に説得力を持たせていました。
また、浅葉台矢の関与や、朝永によるネット拡散戦略など、序盤から張られていた伏線が見事に収束。
令子の遺書も、実は煤田を動かすための強いメッセージであり、これも伏線の一つだったと言えます。
過去エピソードとの関連｜裁判劇と父の遺志が重なる！
中盤で描かれたバス事故裁判のシーンは、最終回で大きな意味を持ちました。
地鶏が煤田に圧力をかけた過去が明かされ、灰江たちが起こした国家賠償請求の核心に直結。
また、灰江の過去のトラウマや、親に認められたいという葛藤が、地鶏との法廷対決で浮き彫りになります。
和宏の“人にやさしく”という言葉が、最終回の結末を優しく包み込み、ドラマ全体のメッセージを締めくくりました。
みんなの感想＆評判（SNSの反応まとめ）
- 「地鶏の土壇場の告白、まじで震えた…」
- 「和宏の“人にやさしく”が泣ける。いい父親だった…」
- 「赤楚くんの演技、鳥肌立った」
- 「令子、めっちゃかっこよかった！スピンオフ希望！」
という声が多く、ファンの間でも賛辞が相次ぎました。
特に“血のつながり”ではなく“心のつながり”に焦点を当てたラストには、多くの視聴者が共感したようです。
次回予想＆考察｜続編の可能性と“黒幕”の存在は？
最終回のラストで、地鶏が放った「俺の上にはもっとヤバい奴がいる」という台詞。
これは完全に続編フラグですよね！
地鶏を操っていた“見えない力”とは何なのか？
国家権力の闇や、浅葉家のさらに奥深い陰謀など、まだまだ掘り下げられる余地は十分。
また、朝永がフランスへ、令子が大学へ戻るなど、メインキャラたちが一度解散していることから、数年後に再集結という展開も期待されます。
登場人物紹介（最終回時点）
- 灰江七生（赤楚衛二）：弁護士。父の遺志を継ぎ、国家と戦う。
- 朝永秀樹（矢本悠馬）：元鑑識官。情報解析で活躍、フランスへ。
- 三富令子（桜田ひより）：学生。強い正義感を持ち、遺書で煤田を動かす。
