今回は衝撃の展開となった「御上先生」第9話について熱く語らせていただきます!
家族の絆、教育現場の闇、そして謎に包まれていたヤマトタケルの正体が明かされる重要回でした。
今夜は眠れないほどの衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか?
私もその一人です!!
それではさっそく深掘りしていきましょう!
御上先生第9話ネタバレ!
富永の秘密と御上先生の過去
今回の話は富永(蒔田彩珠)の家庭事情から始まりました。
実は彼女には知的障害を持つ弟がいて、その関係に悩んでいました。
弟との口論の末に家を飛び出した富永が頼ったのは次元(窪塚愛流)。
このシーン、富永が次元の家に身を寄せるところで御上先生の表情が印象的でした。
生徒が自分を頼ってくれたことを純粋に喜ぶ姿に、教師としての彼の本質が表れていると感じました。
翌日、御上先生は富永と次元を連れて母親の施設を訪れます。
御上先生の母親は22年前に自死した兄・宏太と御上先生を混同し、ずっと兄の役を演じていた御上先生。
しかし、富永の姿を見て、本当の自分「孝(たかし)」として母親に向き合います。
「ずっと残っていた宿題をやらなきゃ」
この言葉に込められた22年分の思いが胸に刺さりました。
そして母が「孝(たかし)」と、やっと彼の名前を呼んだ瞬間、御上先生は涙を流します。
富永の決意と家族の再生
この光景を目の当たりにした富永は、自分も弟と向き合う覚悟を決めます。
「弟のことが大好きで可愛くてたまらないのに、その気持ちを表現できないほうが辛かった」
愛情はあるのに表現できない歯がゆさを感じていた富永。
冴島先生の秘密と罪の重さ
一方で、もう一つの重要な展開は冴島先生(常盤貴子)を巡る物語も展開していきます。
冴島先生が元教え子の戸倉(高橋恭平)をかばっていたこと、そして隣徳学園の不正入学を知ったことで、冴島先生自身が不倫ではなく性被害に遭っていたことが明らかになります。
また、冴島は、ようやく娘・弓弦(堀田真由)と面会が叶います。
弓弦は、言いたいことをメモして「もう母には会わない、私のことは忘れて欲しい」「渋谷を殺したのは私、だけど母のせいではない」と言います。
面会に同席した神崎(奥平大兼)は、弓弦の気持ちもよく分かるけれど、冴島先生の気持ちもわかってほしいと弓弦に訴えかけます。
しかし、「きちんと一人で罪と向き合いたいと思っている」と弓弦の気持ちを受け止める弓弦の姿に、冴島は納得するのでした。
それから冴島は、神崎にある「データ」を託します。
衝撃のラスト!ヤマトタケルの正体と不正入学名簿
そして第9話のクライマックス、ついに明かされるヤマトタケルの正体!
神崎は、次元の自宅で冴島から受け取ったデータを確認しようと、御上先生と生徒たちが集結します。
しかし、御上先生は「もう一人来る」と言い、そこに現れたのは文科省の槙野(岡田将生)。
なんと彼こそがずっと姿を隠していたヤマトタケルだったのです!
実は、御上先生と槙野が結託して学校と文科省の闇を調査していたという事実。
そして冴島先生から渡されたデータには、不正入学者のリストがすらりと並んでいました。
その中には、御上先生のクラスである3年2組の千木良(髙石あかり)の名前が…!
御上先生第9話の感想&考察
御上先生の変化と教師としての覚悟
今回の話で印象的だったのは、御上先生の3年2組の成績が驚異的に上がっていたという報告でした。
しかもそれは生徒たちが自主的に学び合った結果だというのが素晴らしいですよね!
御上先生の教育方針がようやく実を結んできた瞬間でした。
彼の「主体性を重んじる」という姿勢が、生徒たちの中に芽生え始めている。この変化は彼らの今後の人生でも大いに生かされていくと思います。
槙野の告白
また、槙野の告白も興味深かったです。
槙野は、入院中の後輩・津吹(桜井海音)の病室を訪れ、かつての後輩が自ら命を絶ったこと、そしてその気持ちに気づいていながら、御上に言われたことでムキになって後輩をフォローすることを拒んでしまった後悔を語りました。
この二人の過去の因縁が、今回の学校改革への情熱につながっているのかもしれません。
共通の傷を持ちながらも、それぞれの立場で教育の本質を守ろうとする姿に心を打たれました。
古代理事長の不穏な動き
一方で、古代理事長(北村一輝)の動きも不気味です。
御上先生に溝端先生の代わりを頼み、東元官房長官の件の火消しをさせようとしている様子。
北村一輝さんの演じる古代理事長の「良からぬことを考えている」表情が実に怖い!
権力者特有の余裕と残忍さを感じさせる演技が素晴らしいです。
しかし御上先生も簡単に騙される人物ではありません。
古代理事長が自分を巻き込もうとしていることに気づき警戒する姿勢に、彼の洞察力の鋭さを感じました。
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第9話から読み解く次回最終回の展開予想
ここからは私の考察になりますが、今後の展開はどうなるでしょうか?
まず千木良の名前が不正入学リストにあったことで、彼女自身がどう反応するかが気になります。
成績優秀で真面目な彼女が、実は不正入学だったという事実をどう受け止めるのか。
本人は知っているのか?親が金に物を言わせてやったことなのか?
そして周囲の生徒たちの反応も見ものです。
また御上先生と槙野のタッグが、どのように学校と文科省の闇と戦っていくのかも注目です。
彼らの連携プレーは今後さらに重要になってくるでしょう。
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冴島先生と娘・弓弦の関係修復はあるのでしょうか?
「もう会わないでほしい」という弓弦の言葉が重いですが、教師として多くの生徒を導いてきた冴島先生だからこそ、娘との関係も諦めずに向き合って親子の絆を今こそ深めて欲しいと願います。
演技力が光る名場面たち
この回で特に演技が光っていたのは、やはり御上先生役の松坂桃李さん。
母親に「孝」と呼ばれた瞬間の表情の変化は、言葉では表せない感情の機微を捉えていました。
終始穏やかな口調で、22年分の想いが解放される瞬間を繊細に表現していて、思わず息を飲みました。
また富永役の蒔田彩珠さんの涙のシーンも心に残りました。
弟への複雑な思いを表現する彼女の演技は、10代とは思えない深みがあります。
常盤貴子さん演じる冴島先生の苦悩も見事でした。
教師としての誇りと母としての後悔が入り混じる複雑な感情を、台詞だけでなく表情や仕草で表現していて素晴らしくて、常盤貴子さんのドラマ「ビューティフルライフ」をまた見たくなってしまいました。
まとめ:家族と向き合う勇気と教育の本質
第9話は「向き合う勇気」がテーマだったように思います。
御上先生は母親と、富永は弟と、冴島先生は娘と、それぞれが避けてきた関係性に向き合おうとしています。
それは決して容易いことではなく、時に痛みを伴います。
しかし向き合わなければ何も変わらない。
このドラマはそんな当たり前だけど難しい真理を、教育現場という特殊な環境を通して描いているのではないでしょうか。
そして最後に明かされたヤマトタケルの正体と不正入学名簿の存在。
この二つの事実が今後どのような波紋を広げていくのか、来週の最終回が本当に待ち遠しいです。
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主要登場人物
- 御上先生(岡田将生): 元文科省官僚で現在は教師。母親から22年間兄・宏太と間違えられてきた。本名は「孝(たかし)」。
- 槙野(岡田将生): 文科省職員。実はヤマトタケルの正体。御上先生と結託して学校と文科省の闇を調査している。
教師陣
- 冴島先生(常盤貴子): 性被害に遭った過去があり、隣徳学園の不正入学に関わっていた。
- 神崎(奥平大兼): 洞察力の鋭い教師。冴島の娘・弓弦の気持ちを理解している。
- 戸倉(高橋恭平): 冴島先生に問題をかばってもらった教師。
生徒たち
- 富永(蒔田彩珠): 知的障害のある弟がおり、関係に悩んでいた。
- 次元(窪塚愛流): 御上先生の生徒で、富永を助ける。自宅に御上先生たちが集まる。
- 千木良(髙石あかり): 3年2組の生徒。不正入学リストに名前がある。
その他
- 弓弦(堀田真由): 冴島先生の娘。渋谷を殺したことを自分の罪として受け止めている。
- 古代理事長(北村一輝): 隣徳学園の理事長。御上先生を巻き込んで何かを企んでいる。
- 御上の母: 22年間、御上先生を亡くなった兄・宏太と思い込んでいたが、最後に「孝」と呼ぶ。