ドラマ「御曹司に恋はムズすぎる」の第10話(3月12日放送)は、衝撃の展開でした。
特に焦点を当てたいのは、昴と友也の20年に及ぶ友情が崩れ去る瞬間です。
長年の絆に亀裂が入り、ついに本音をぶつけ合う二人の姿に涙なしには見られませんでした。
それでは、「御曹司に恋はムズすぎる」第10話のあらすじ・ネタバレと感想です。
御曹司に恋はムズすぎる第9話ネタバレ
会長倒れ、服天に新たな風
まず、ドラマの冒頭から衝撃的な展開がありました。
天堂亘(鹿賀丈史)が倒れ、服天の新会長と社長に東雲香織(筒井真理子)が就任!
成田理人(小関裕太)は委任状の真偽を調べ始め、東雲の就任に疑問を投げかけます。
そんな中、最も衝撃的だったのが草壁友也(西畑大吾)の裏切り。
昴(永瀬廉)の親友であるはずの友也が東雲側についたと知らされた昴の表情は、言葉では表せないほどの衝撃と悲しみに満ちていました。
祖父の教えと前向きな姿勢
祖父・亘から「辛い時こそ明るくいるように」と言われていた昴は、前向きに考えようとします。
仕事を長く休むわけにもいかず、花倉まどか(山下美月)と一緒に出勤しますが、そこで待っていたのは更なる衝撃でした。
友也から「子供服部門を来月で廃止する」という東雲からの通達を聞かされた昴。
彼の表情から、一瞬で希望が消え去ります。
子供服部門は昴が心血を注いできた場所。
その一方で、友也の突然の変化には理由がありました。
友也の選択
友也は東雲から「自分の秘書になりプレミアム部門を任せる」と持ちかけられていたのです。
さらに、父親の工場を救う方法としてもこの選択は重要でした。
彼にとっては家族を守るための決断で、彼はただの裏切り者ではなく、自分の人生を家族を守るために苦渋の決断をしたのです。
まどかの挑戦
まどかは母・東雲を説得しに行きますが、まったく相手にされません。
ショックを受けるまどかに、成田は「自分たちが結果を出せていないから、一概に東雲の判断が間違っているとは言えない」と率直に伝えます。
悲報と絶望
一方、昴は祖父・亘の病状が急変したとの連絡を受け、病院へ向かいます。
そこで医師から「余命1ヶ月」という残酷な現実を突きつけられた昴は、
「もっと祖父といたい」
と涙を流します。
「自分のためにずっと元気に振る舞っていた祖父…親友もいなくなって、誰もいない」と絶望する昴・・・。
まどかの優しさ
見舞いを終えた昴に、まどかは夜景を観に誘います。
辛い時こそ明るくいてほしいという祖父の言葉に応えたいけれど、「もうダメかもしれない」と本音を漏らす昴。
まどかは「嫌なら続けなくていい」と無理に引き止めません。
この優しさが、実は昴には意外だったようです。
本当は「甘えるな」と喝を入れてもらうつもりだった昴に、まどかは「1人ではない」と優しく寄り添います。
友情崩壊の瞬間
そして物語は最大の山場へ。
翌日、友也は三上リリー(中村里帆)から昴が服天を退職すると聞き、驚きを隠せません。
亘のお見舞いに来た友也は昴と出くわし、ついに口喧嘩に発展します。
「20年一緒にいたのに、なぜ自分を裏切ったのか」
という昴の問いに、友也は複雑な思いを吐露します。
「自分みたいな地味な人間と仲良くしてくれたし、工場の時も助けてくれたことに感謝している」と前置きしつつも、
「昴との時間は楽しいのと同時に辛い瞬間もあった」
と本音を語ります。
工場を助けられても買収されて名前が変わった時、昴と一緒にデザインを考えていた時の複雑な思い…。
そして病院で昴に「何でも話してくれる」と言われたのに、自分は何も話せていなかったと感じていたのです。
友情の裏に隠れていた本音、立場の違いが生む微妙な溝…
昴の気づきと決断
友也は「昴の味方より自分の道を選んだ」と謝りますが、
昴は「自分は何も気づいていなかった」と謝ります。
そして「好きなことをしてほしい」と伝えるのでした。
友情を失い、祖父も失いそうな状況で、昴は「自分では人を笑顔にできない」と思い込み、まどかにも別れを告げようとします。
第9話の感想
この第9話は、単なる恋愛ドラマの枠を超えて、友情や家族の絆、企業の現実、そして自分の道を選ぶことの難しさなど、様々なテーマが複雑に絡み合った回でしたね。
特に昴と友也の対決シーンは、長年の友情に隠された本音が炸裂する瞬間で、心に残る名シーンとなりました。
「御曹司」というタイトルから想像される華やかさとは裏腹に、人間関係の機微や企業社会の厳しさが描かれ、リアリティのある人間ドラマでした。
次週、昴はまどかと本当に別れを選ぶのか、子供服部門は存続できるのか、東雲の野望はどこまで続くのか…
昴と友也、どちらの立場も理解できてしまう…心が痛くなる展開でした。
次回も目が離せません!

「御曹司に恋はムズすぎる」の主な登場人物
天堂昴(てんどう すばる) – 永瀬廉さん演じる主人公。服天の御曹司(若社長)。子供服部門を担当しており、真面目で優しい性格。祖父の亘を尊敬している。
花倉まどか – 山下美月さん演じるヒロイン。服天の子供服部門で働く新人デザイナー。明るく前向きな性格で、昴を支える存在。
天堂亘(てんどう わたる) – 鹿賀丈史さん演じる服天の会長で昴の祖父。会社の創業者で、昴に「辛い時こそ明るく」という言葉を伝えている。第9話では病状が悪化し、余命1ヶ月と診断される。
草壁友也 – 西畑大吾さん演じる昴の幼馴染で20年来の親友。地味な性格だが実は昴との関係に複雑な思いを抱えていた。第9話では東雲側につき、昴を裏切る形となる。
東雲香織 – 筒井真理子さん演じる服天の新しい会長兼社長。亘が倒れた後、権力を掌握。子供服部門の廃止を決定するなど、強引な手法で会社を動かす。
成田理人 – 小関裕太さん演じるキャラクター。東雲の就任に疑問を持ち、委任状の真偽を調査し始める。まどかと協力して子供服部門を守ろうとする。
三上リリー – 中村里帆さん演じる人物。第9話では昴の退職について友也に伝える役割を担う。