2025年4月期の注目ドラマ『Dr.アシュラ』がついにスタート。
主演は昨年の“ブレイク女優ランキング1位”にも輝いた松本若菜さん。
命の修羅場を舞台に、誰一人見捨てない“スーパー救命医”の活躍が描かれます。
そんな話題作の原作は、2015年から2016年にかけて『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)に連載されていた医療漫画『Dr.アシュラ』。作者はリアルな現場描写に定評のある漫画家・こしのりょう先生。
この記事では、ドラマの源流ともいえる原作漫画の魅力や、ドラマ版との違い、読者からの評価などをまるごと紹介します。
Dr.アシュラの原作漫画とは?

4月スタート新水10ドラマ
✦━━Dr.アシュラ
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『Dr.アシュラ』生みの親、
原作の #こしのりょう 先生心強い応援イラストを
贈ってくださいましたこしの先生、ありがとうございます
#ドクターアシュラ pic.twitter.com/kufy1BGhah
— 『Dr.アシュラ』
フジテレビ水10ドラマ【公式】 (@dr_asura_drama) March 11, 2025
『Dr.アシュラ』(ドクターアシュラ)は、こしのりょう先生による日本の医療漫画作品です。
『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて、2015年4月10日号から2016年7月1日号まで連載された全3巻の作品で、緊迫感あふれる救命現場を舞台に“絶対に命を見捨てない”という信念を貫く主人公・杏野朱羅の姿が描かれています。
2025年4月からは、フジテレビ系列で松本若菜さん主演のドラマとして放送されることも決定し、再び注目を集めています。
原作では、医療だけでなく病院内の人間関係や組織の壁とも闘いながら、朱羅が一人の救命医として進んでいく姿が熱く、ストイックに描かれます。
■ 原作は“現場主義”の硬派な医療ドラマ
こしのりょう先生による『Dr.アシュラ』は、全3巻で完結した医療漫画。
舞台は“帝釈総合病院”の救命科。主人公・杏野朱羅(あんの・しゅら)は、信念を持ち、組織に媚びず、患者の命に向き合うひとりの医師として描かれています。
どんな急患も断らない。ヤクザだろうが、お金がなかろうが、命を救うことだけを考える。
朱羅は三面六臂のごとき活躍を見せ、職場で「アシュラ先生」と呼ばれる存在に。
原作でも、彼女の“神業”のようなオペ技術や現場判断が随所に描かれ、読む者を圧倒します。
リアリティと緊迫感を大切にしながら、医療の本質をストレートに描いているのが最大の魅力です。
ドラマ版との違いは?
4月16日(水)よる10時スタート
✦━━Dr.アシュラ
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ポスター完成
スーパー救命医の活躍を
ノンストップでお届けする
救命医療ドラマ #ドクターアシュラアシュラ先生の気迫あふれるポスターが
完成しました動画版の「躍動するポスター」も絶賛制作中
… pic.twitter.com/gZ242x07Ag
— 『Dr.アシュラ』
フジテレビ水10ドラマ【公式】 (@dr_asura_drama) March 23, 2025
2025年4月スタートのドラマ版では、松本若菜さんが杏野朱羅を演じ、脚本は実際に医療現場経験のある市東さやかさんが担当しています。
ドラマでは“ホットライン予知”という半ばファンタジックな要素も加わり、
視覚的エンタメ性が強化されています。
原作漫画はもっと骨太でリアル志向。
病院の事情や上司との軋轢、現場の無理難題、そして“誤診すれば死”という極限状態のプレッシャーを、ひとつひとつ乗り越えていく朱羅の姿に焦点が当たっています。
それぞれの強みが活かされていて、ドラマは“派手な救命エンタメ”、漫画は“芯のある医療ドラマ”という位置づけといえるでしょう。
原作の主な登場人物
杏野 朱羅(あんの・しゅら)
帝釈総合病院救命科のスーパー救命医。どんな患者も絶対に見捨てず、救うためには手段を選ばない。過酷な現場に身を置きながらも、凛とした姿勢を崩さないプロ中のプロ。
薬師寺 保(やくしじ・たもつ)
研修医。朱羅の指導のもと救急科に配属され、実戦の現場で揉まれながら成長していく。
大黒(だいこく)
救急科長。朱羅の働き方に対して複雑な想いを抱きつつも、現場の命を支える立場。
多聞(たもん)
院長。病院の方針や経営面にも関与しており、時に朱羅と対立することも。
不動(ふどう)
元院長。かつて病院を支えてきた人物で、朱羅とも何らかの因縁がある様子。
原作の読みどころ3選
① リアリティ溢れる救命医療の現場
原作では、まるで医療現場を目の前で見ているような、迫力あるオペシーンや救命対応が多数登場し、資料取材の丁寧さが随所に感じられます。
「命を預かる」重みを1ページごとに感じられる、ハードボイルドな描写が特徴です。
② 女医・朱羅の“修羅場スイッチ”
一見クールでぶっきらぼう、でも患者の命には誰よりも熱い。
朱羅は“修羅場”になるほど目が冴え、集中力が研ぎ澄まされていくタイプ。そのギャップがまたかっこよく、読者からは「女性版ブラック・ジャックみたい」という声も。
ただし、日常生活はからっきし。家事も整理もズボラで、そこが人間くさくて魅力的です。
③ 組織や上司にも屈しない“現場主義”
救命の現場は、医療技術だけでなく、病院内の“忖度”や政治も絡んできます。
朱羅はそうした組織の圧力にも屈せず、ひたすらに患者と向き合います。その真っ直ぐな姿勢が、読む側の心をつかんで離しません。
原作漫画はどこで読める?
『Dr.アシュラ』原作漫画(全3巻)は、現在も電子書籍や一部書店で購入可能です。
▷ 電子書籍サイト:
- Kindle(Amazon)
- 楽天Kobo
- ebookjapan
️新装版(上・下巻)も発売中です
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まとめ|“アシュラ”と呼ばれた原点に触れてほしい
ドラマ『Dr.アシュラ』がヒットすることで、原作漫画にも再び注目が集まることは間違いありません。
誤魔化さず、逃げず、命の重さに真正面からぶつかる主人公・杏野朱羅。その原点を知ることで、ドラマ版の見方もきっと変わるはずです。
3巻というボリュームだからこそ、テンポよく読めて、深く刺さる。
今こそ、“アシュラ”と呼ばれた彼女の始まりを、じっくりと味わってみてください。