2025年春のNHK連続テレビ小説『あんぱん』は、“アンパンマンの生みの親”として知られるやなせたかしさんと、その妻・小松暢(のぶ)さんの人生をモデルに描かれたオリジナル作品です。
この記事では、主要キャストや人物相関図、登場人物ごとの詳細な解説、モデルとなった人物の実話、そして見逃し配信情報まで、幅広くお届けします。
朝ドラ『あんぱん』あらすじ(ざっくり紹介)
高知県の石材店で生まれ育った少女・朝田のぶは、家族や友人に囲まれ、活発でまっすぐな性格を持つ三姉妹の長女。足の速さを武器に「韋駄天おのぶ」と呼ばれる彼女は、やがて戦争の影や家族の変化、そして時代の波に翻弄される中で、自らの道を切り開いていくことになる。
そんな彼女の前に現れたのが、絵を描くことが好きで少し気弱な青年・柳井嵩。最初はまるで正反対の性格だったふたりだが、やがて運命に導かれるように互いに惹かれ合い、数々の困難を共に乗り越えていく。
仕事、結婚、そして夢。それぞれの人生の選択を重ねながら、のぶと嵩が築いていく家族の物語には、笑いと涙、そして多くの希望がつまっている。
朝ドラ『あんぱん』の相関図
物語は、高知県の石材店の娘として育った「朝田のぶ」と、のちに夫となる「柳井嵩」を中心に、家族や友人、戦争、漫画家としての成長を交えて展開されます。
二人の家族を中心とした人間関係が、温かくも力強く描かれるのが見どころです。

キャスト一覧
主要キャストを一覧でご紹介します。
各キャラクターの詳細やモデルについては、下記の個別解説でじっくり紹介しています。
役名 | キャスト | 役どころ |
---|---|---|
朝田のぶ | 今田美桜 | 主人公・長女 |
柳井嵩 | 北村匠海 | 漫画家志望青年 |
朝田結太郎 | 加瀬亮 | のぶの父 |
朝田羽多子 | 江口のりこ | のぶの母 |
朝田蘭子 | 河合優実 | しっかり者の次女 |
朝田メイコ | 原菜乃華 | 天真爛漫な三女 |
朝田釜次 | 吉田鋼太郎 | 石材店の祖父 |
朝田くら | 浅田美代子 | おっとり祖母 |
原豪 | 細田佳央太 | 若き石工見習い |
柳井清 | 二宮和也 | 嵩の亡父・記者 |
柳井登美子 | 松嶋菜々子 | 勝ち気な母 |
柳井寛 | 竹野内豊 | 医師の伯父 |
柳井千代子 | 戸田菜穂 | 厳しく優しい伯母 |
柳井千尋 | 中沢元紀 | 嵩の弟・秀才肌 |
宇戸しん | 瞳水ひまり | 柳井家の女中 |
屋村草吉 | 阿部サダヲ | 謎のパン職人 |
小川うさ子 | 志田彩良 | 幼なじみ |
山下実美 | ソニン | 女学校の教師 |
黒井雪子 | 瀧内公美 | 師範学校の教師 |
辛島健太郎 | 高橋文哉 | 嵩の親友 |
座間晴斗 | 山寺宏一 | 芸術学校の恩師 |
主要キャラクター紹介
朝田のぶ(今田美桜)
高知の石材店の長女として生まれ育ち、明るく快活な性格で家族を引っ張る存在。足の速さでは県大会で優勝するほどの実力を持ち、「韋駄天おのぶ」とも呼ばれる。戦争や社会の変化に直面しながらも、夢や愛を貫き、夫・嵩を支えていく芯の強さが魅力。
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柳井嵩(北村匠海)
繊細で芸術肌の青年。子どものころに父を亡くし、芸術への道を志すも戦争や家族の問題に翻弄される。のぶとの出会いが人生の転機となり、やがて漫画家として自立を目指す。モデルはやなせたかし。
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朝田結太郎(加瀬亮)
のぶの父。誠実で実直な性格の商社マン。出張の多い仕事ながら、家族を第一に考え、娘たちを温かく見守る存在。寡黙な中にも深い愛情を秘めている。
朝田羽多子(江口のりこ)
のぶの母。料理上手で、家族を包み込むような優しさがある。時に厳しく、時にユーモラスに家族を導く、まさに“昭和のお母さん”を体現したキャラクター。
朝田蘭子(河合優実)
のぶの妹で、三姉妹の次女。冷静で頭の回転が早く、周囲の感情を読むのが得意。のぶの良き理解者であり、時にはブレーキ役として支える存在。
朝田メイコ(原菜乃華)
三姉妹の末っ子。明るく好奇心旺盛な性格で、歌が大好き。家族を癒すムードメーカー的存在で、幼いながらも大人顔負けの洞察力を見せることも。
朝田釜次(吉田鋼太郎)
のぶの祖父で、石材店「朝田石材店」の三代目。職人気質で厳格だが、家族への思いやりは人一倍強い。若い弟子の原豪に技術を継承しようとしている。
朝田くら(浅田美代子)
のぶの祖母で、釜次の妻。おっとりした口調と温かなまなざしで家族を和ませる存在。“くらばあ”の愛称で親しまれる癒し系キャラ。
原豪(細田佳央太)
釜次に弟子入りしている若い石工。実直で努力家。朝田家に居候しながら修業に励み、のぶや妹たちとの交流の中で心の成長を遂げていく。
柳井清(二宮和也)
嵩の父で、文学や芸術に深い理解を持つ新聞記者。既に他界しているが、嵩の価値観や人生観に大きな影響を与えている。穏やかで知的な人物像。
柳井登美子(松嶋菜々子)
嵩の母。文化的教養があり、美しく芯の強い女性。奔放な面がありながらも、息子に対する愛情は深く、時に厳しく導いていく存在。
柳井寛(竹野内豊)
嵩の伯父で、町医者。嵩と弟の千尋を育てる“育ての父”として、優しさと厳しさを兼ね備えた存在。人としての指針を与えるキーパーソン。
柳井千代子(戸田菜穂)
寛の妻で、嵩たちの伯母。厳格だが思いやりにあふれる性格で、家庭内の秩序を守る存在。冷静で的確なアドバイスで家族を支える。
柳井千尋(中沢元紀)
嵩の弟。幼少期は体が弱く内向的だったが、成長するにつれて明るく優秀な青年へと変貌。家族を思いやる誠実な人柄が印象的。 | 山寺宏一 | 芸術学校の教師。嵩の人生観に影響を与えた恩師。 |
山下実美(ソニン)
のぶが通う高等女学校の教師。厳格で生徒に対しても礼儀と規律を重んじるが、生徒の心の変化には敏感で、時に温かいまなざしを向ける存在。のぶの成長過程で重要な役割を果たす。
黒井雪子(瀧内公美)
のぶが進学する女子師範学校の教師。知的で落ち着いた人物であり、のぶの可能性を見出し、学問や教育者としての姿勢を導いていく。のぶの価値観を広げるキーパーソン。
小川うさ子(志田彩良)
のぶの幼なじみで、同じ女学校に通う同級生。おっとりした性格で、結婚して幸せになることを夢見ている。のぶとは対照的な人生観を持ち、友情とすれ違いが交差するエピソードも描かれる。
辛島健太郎(高橋文哉)
嵩の親友。福岡出身で、人付き合いが苦手だった嵩にとって、初めて心を許せる存在となる。のぶや朝田家とも関わりを持ち、物語を通じて信頼と友情の在り方を体現するキャラクター。
座間晴斗(山寺宏一)
嵩が通う芸術学校の恩師。表現することの意味や、自分らしく生きることの大切さを教えてくれる存在。嵩にとって人生の指針を与えた人物であり、精神的な成長を促すキーパーソンを実際に「アンパンマン」で数々の声優を務める山寺宏一さんが演じる。
柳井嵩(北村匠海)のモデル:やなせたかし
モデルとの比較
柳井嵩は、実在の漫画家・やなせたかしさんをモデルにしたキャラクターです。
やなせさんは、戦争体験を背景に「本当の正義とは何か」をテーマに作品を描き続けました。
一方、ドラマ『あんぱん』の中では、嵩が若くして父を亡くし、芸術への道を模索しながら、戦争や社会の壁にぶつかる描写があります。
これは、やなせたかしさんが経験した従軍・敗戦のリアルな背景とリンクしており、創作活動への思いや家族との絆がよりドラマチックに表現されています。
また、劇中で嵩が絵やデザインの世界に触れていくプロセスは、実際にやなせさんがデザイナー、編集者、ラジオ台本など幅広い分野を経て漫画家になった流れを忠実に踏まえています。
物語を追うことで、やなせさんの思想や表現の根幹にある“人を助ける”という哲学を視聴者も体感できる構成になっています。
- 国民的キャラクター「アンパンマン」の生みの親
- 詩人や編集者としても活躍し、多彩な表現活動を展開
- 戦争体験を通して“本当の正義”“人を助ける優しさ”を作品の軸に据えた
- ドラマ『あんぱん』では、家族との絆や芸術への葛藤が丁寧に描かれる
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