2025年春スタートのNHK朝ドラ『あんぱん』。
そのヒロイン・朝田のぶのモデルは、『アンパンマン』作者・やなせたかしさんの妻、小松暢(こまつ のぶ)さんです。
本記事では、「朝田のぶ モデル」小松暢さんの人生、人物像、そして『あんぱん』のヒロインとのつながりを深掘りしていきます。
小松暢さんとは?
小松暢の基本プロフィール
小松暢(こまつ のぶ)さんは1918年生まれ、大阪府大阪市出身の女性で、昭和の時代を力強く生きた人物です。
戦後は高知新聞社に入社し、編集者・記者として活躍。
女性記者第一号の一人として歴史に名を刻んでいます。
小松暢の家族・家系図
- 父:高知県安芸市出身で、鈴木商店に勤務
- 兄弟:詳細は不明
- 夫:やなせたかし(漫画家)
- 子供:いない
小松暢の学歴・出身校
- 出身地:大阪府大阪市
- 高校・学歴:大阪の高等女学校(校名不詳)卒業
小松暢の生年月日・年齢・死因
項目 | 内容 |
---|---|
本名 | 小松 暢(こまつ のぶ) |
生年 | 1918年(大正7〜8年)頃 |
死去 | 1993年11月 |
享年 | 75歳 |
死因 | 癌(がん) |
暢さんが亡くなったのは1993年11月、死因は癌でした。
やなせたかしとの出会いと結婚|夫婦で歩んだ創作の道
高知新聞での出会い
1946年、高知新聞社で暢さんは編集者として勤務。
同じ部署で働いていたのが、後に『アンパンマン』を生み出すやなせたかしさんです。
やなせさんは、当時のことをこう振り返っています:
「前の席に座っていたのが暢。すぐに好きになった。彼女が上京するとき、自分も後を追った」
上京と結婚
暢さんは「代議士の秘書になる」という理由で高知を離れ、東京へ。
やなせさんも1年後に上京し、二人は結婚します。
彼女は、漫画家を目指して不安定な生活を送るやなせさんにこう言ったとされます。
「なんとかなるわ。食べるものがなければ、私が働くから」
この言葉に背中を押され、やなせさんは生涯にわたって創作を続けることができたのです。
小松暢さんと朝田のぶの共通点とは?
朝田のぶとのシンクロポイント
共通点 | 小松暢さん | 朝田のぶ(『あんぱん』) |
---|---|---|
出身地・ルーツ | 大阪生まれ/高知に縁あり | 高知県出身 |
性格 | 男勝りで行動派、快活で勝気 | 「ハチキン」「韋駄天」と呼ばれるパワフルな性格 |
パートナー支援 | やなせを精神的・生活的に支えた | 嵩(たかし)を励まし続ける |
人生観・正義感 | 飢えた人にはパンを、という価値観 | 困っている人を放っておけない |
「パンをあげることが本当の正義」|脚本家・中園ミホさんが語る名言
『あんぱん』の脚本を手がける中園ミホさんは、あるインタビューで次のような言葉を紹介しました。
「正義って逆転することがある。でも、どんな時も変わらない正義がある。それは、目の前で飢えている人にパンを差し出すこと」
これは暢さんが、やなせさんに送った言葉とされており、『あんぱん』というタイトルにも込められた精神だと語られています。
「ドキンちゃん」のモデルも暢さん?
一部では、『アンパンマン』に登場するキャラクター「ドキンちゃん」が、小松暢さんをモデルにしているとも言われています。
自由奔放で勝ち気、だけどどこか憎めない愛されキャラ。
やなせさんの身近にいた“魅力的な女性”の面影を投影した存在かもしれません。
小松暢の著書・関連書籍
小松暢さん自身の著書は確認されていませんが、やなせたかしさんのエッセイやインタビューには彼女に関する記述が多く登場します。
やなせさんの著作を読むことで、彼女の人物像をより深く知ることができます。
|
まとめ|朝田のぶは、小松暢さんの生き様そのもの
小松暢さんは、単に「偉大な漫画家の妻」ではなく、ひとりの女性として時代を切り開いた存在でした。
家庭も仕事も、自分の言葉で切り拓き、創作の原点となるような人生を歩んだ彼女。
『あんぱん』のヒロイン・朝田のぶは、そんな暢さんの魂を受け継いだキャラクターと言えるでしょう。
関連記事リンク
あらすじ全話ネタバレまとめ
浅田のぶの子役キャストは誰?幼少期を演じる子役のプロフィール・出演歴まとめ!