第2週放送情報
- サブタイトル:「フシアワセさん今日は」
- 放送日:2025年4月7日(月)〜4月11日(金)
- 主な舞台:昭和初期の高知・朝田家と朝田石材店
第2週のあらすじ|ホカホカのパンがつなぐ心と心
第2週「フシアワセさん今日は」では、父・結太郎の死という深い喪失を抱えた朝田家が、それでも日々を乗り越えようと少しずつ前に進んでいく姿が描かれます。
母・羽多子(江口のりこ)は悲しみを内に秘めながらも、石材店と家の仕事に奔走し、家族の中心として支え続けます。
一方で、長女・のぶ(永瀬ゆずな)も心の痛みを抱えたまま学校に通い、日常に戻ろうと懸命に立ち向かっています。
そんな中、風来坊のパン職人・屋村草吉(阿部サダヲ)が現れ、朝田家の裏庭でパン作りを始めることに。
彼が焼く“ホカホカのあんぱん”は、町の人々の心をも温かく包み込み、悲しみで閉ざされていた朝田家にも、少しずつ笑顔が戻っていきます。
特に、羽多子が久しぶりに見せた微笑みは、家族の心に希望の火を灯し、視聴者の胸を打ちます。
のぶもまた、パンを通じて生きる力を取り戻していく様子が、丁寧に描かれます。
また、のぶの同級生・柳井嵩(木村優来)も物語の軸に加わり始めます。
彼の母・登美子(松嶋菜々子)は再婚を理由に家を出たとされていますが、実は嵩を思っての“嘘”であり、その背景には複雑な事情があることがほのめかされます。
嵩の弟・千尋は物心がつく前に、登美子の兄・寛の元に預けられていたという事実も明らかになり、柳井家のドラマも少しずつ動き出します。
第2週の見どころと考察|“生きる力”をくれるのは、あんぱんと誰かの一言
今週を通じて大きなテーマとして浮かび上がったのは、「食べること=生きること」というメッセージです。
屋村の焼くあんぱんは、単なる食べ物ではなく、誰かの心に寄り添い、生きる気力をそっと取り戻させてくれる“ぬくもり”の象徴。
また、母の背を見つめるのぶの視線や、妹たちの笑顔にも、家族の強さと愛情がにじみ出て「朝ドラらしさ」が溢れる展開に。
さらに、嵩との距離が縮まっていくことで、のぶの世界も少しずつ広がっていく過程が描かれていた点にも注目です。
喪失と再生という対比が丁寧に描かれ、視聴者にとっても深く心に残る週。
ひとつのパンが、ここまで多くの心を動かすとは──改めて“あんぱん”という存在の力を実感させられます。
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第2週 登場人物まとめ(主なキャスト)
- 朝田のぶ(演:永瀬ゆずな)
父の死と向き合いながら、心の痛みと成長を見せていく今作のヒロイン。 - 朝田羽多子(演:江口のりこ)
家族を守るために、気丈にふるまう母。表情の奥に見える悲しみが深い。 - 屋村草吉(演:阿部サダヲ)
突如現れた風来坊のパン職人。焼きたてのあんぱんで人々の心を癒す。 - 柳井嵩(演:木村優来)
のぶの同級生。母の再婚により、家族に対する複雑な想いを抱えている。 - 柳井登美子(演:松嶋菜々子)
嵩の母。再婚という名目で家を出たが、嵩への愛情と苦悩を秘める。
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まとめ|ホカホカのあんぱんが、人の心をほどいていく
第2週「フシアワセさん今日は」は、朝田家の再出発と心の再生を丁寧に描いた感動の一週間でした。
屋村が焼く“あんぱん”は、悲しみの中にいる人々の心にそっと寄り添い、“食べること=生きること”の意味を思い出させてくれます。
父を亡くし、悲しみにくれるのぶたちが、少しずつ“ホカホカの笑顔”を取り戻していく様子には、多くの共感と感動が集まります。
次週も引き続き、あんぱんを通して繋がる人々のドラマに注目です!