放送回情報
タイトル:第1週「人間なんてさみしいね」第2話
放送日:2025年4月1日(火)
時代背景:昭和2年・高知県御免与町
第2話のネタバレあらすじ|のぶの後悔と嵩のやさしさ
崇は、家族四人で食べた銀座のあんぱんの味を思い出し、絵を書きます。
優しく微笑む父。
千尋にたずねても、覚えていないと首を振ります。
翌日、崇とのぶ、千尋はシーソーに乗って遊びます。
すると、母は千尋が怪我したらどうするの!と厳しく注意して千尋を連れて帰ります。
崇はのぶに、千尋は弟だけど、幼い頃から高知に預けたれたことを打ち明けます。
帰宅した崇は、家族四人であんぱんを食べた絵を、寛(竹野内豊)に見せます。
いい絵だ。
絵をいっぱい描いたらいいと、崇の絵を褒めました。
それから母は、崇の髪を切りながら
「高知の町に行くけれど、すぐ帰るから待っていて」
と言いました。
のぶは、ふとした一言で嵩を傷つけてしまったことに気づき、心の中で葛藤していました。
ふだんは活発で元気なのぶが、教室でもどこか上の空で、嵩のことを気にしている様子が見て取れました。
一方の嵩は、千尋と母を追います。
そして、
「すぐに迎えに来て」
と約束させます。
母は、いい子にしていて、と言いこの町を去り・・・。
見どころ&注目ポイント
のぶの“まっすぐさ”が垣間見える謝罪シーン
のぶは、自分の発した言葉が人を傷つけたと気づき、迷いながらもきちんと謝るという、子どもらしい不器用さと、心の成長が感じられる場面です。
嵩のやさしい微笑みに宿る“赦し”
のぶを責めることなく、ただ笑って受け入れる嵩の姿勢に、彼の本質的な優しさがにじみ出ていました。
父・結太郎のセリフがのぶの未来に光を灯す
「女子も夢を持て」──昭和初期の価値観に抗いながら、娘に未来を託すような結太郎の言葉は、第1話に続いて重要なメッセージとして響きます。
感想・考察|“言葉”がつなぐ心の距離
第2話では、のぶが初めて“人を傷つけたこと”に気づき、それに向き合う姿が丁寧に描かれていました。
子どもらしい衝動的な一言、そしてそれを悔やんで謝るまでのプロセスには、のぶの人間としての成長が表れていました。
そして、嵩の微笑み。言葉で返すわけではなく、ただ受け入れるように微笑むその姿に、彼のやさしさと奥深い思いやりがにじみ出ていました。
この2人の関係が“ただの幼なじみ”以上のものに育っていくことを予感せずにはいられません。
また、結太郎のセリフも印象的です。
「女子も夢を持て」という言葉は、当時の時代背景から見ても革新的だったことでしょう。
父から娘への強く優しいエールとして、のぶの将来に大きな影響を与えるはずです。
“言葉”が人を傷つけることもあれば、“言葉”が人を救うこともある──そんなテーマが静かに描かれた第2話でした。
第2話 登場人物紹介
- 朝田のぶ(演:永瀬ゆずな) 高知の町で元気に育った8歳の少女。「ハチキンおのぶ」と呼ばれる快活な性格。父のように夢を持ちたいと願い始める。
- 柳井嵩(演:木村優来) 東京から御免与町に引っ越してきた少年。父を亡くし、母とも離れることになったばかり。寡黙で繊細な性格。
- 朝田結太郎(演:加瀬亮) のぶの父で商事会社勤務。仕事で多忙ながら、娘に「夢を持て」と励ます愛情深い父親。
- 柳井登美子(演:松嶋菜々子) 嵩の母。家庭の事情を抱えており、嵩を高知に残して東京へ戻ろうとしている。
- 柳井寛(演:竹野内豊) 嵩の伯父で町医者。優しく穏やかに嵩を見守っている。
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まとめ|のぶと嵩、心の距離が一歩近づいた第2話
朝田のぶの“まっすぐさ”と、柳井嵩の“やさしさ”が交わった第2話。
自分の言葉を反省して素直に謝れるのぶの成長、そしてそれを受け入れる嵩の静かな包容力が印象的でした。
また、父・結太郎の「女子も夢を持て」という言葉は、のぶの今後の人生に大きな影響を与えていく伏線ともいえます。
次回、第3話ではシーソーを舞台に、3人の関係に変化が──。ぜひ続けてご覧ください。
次回予告|第3話「シーソーに揺れる想い」
嵩の姿が見えなくなり、のぶは気にかけるように。
やがて見つけたのは、シーソーに揺られる嵩と千尋の姿──。
3人の関係が動き出します。