2025年4月17日(水)放送のNHK連続テレビ小説『あんぱん』第14話では、のぶのまっすぐな夢への歩みが、周囲の人々の心を少しずつ動かしていく様子が描かれました。
駅での別れ、波打ち際の告白、そして胸をくすぐるような淡い感情のすれ違い──
青春のワンシーンが詰まった回です。
「あんぱん」第14話ネタバレ|夢に一歩近づいたのぶ、そして揺れる気持ち
駅で交わされた敬礼と感謝
海軍に戻る貴島中尉(演:市川知宏)を見送りに、のぶは御免与駅へと駆けつけます。
列車の到着間際、のぶは「自分の夢が見つかった」と貴島に報告。
女子師範学校に進んで体操の教師になるという目標を力強く語るのぶに、貴島は爽やかな笑顔でエールを送りました。
また、パン食い競走で転倒しそうになったのぶを支えた人物が、千尋(中沢元紀)だったと聞き、のぶの胸にはある想いが芽生え始めます。
海辺での再会と、あふれた想い
日曜日、のぶたちは配達のついでに夢ヶ浜の海へ足を延ばします。
そこに、嵩(北村匠海)と千尋の兄弟も合流。
嵩の漫画入選を祝って、屋村が“おごり”としてかき氷を振る舞うほのぼのシーンも。
そんな中、蘭子の後押しで、のぶは千尋と二人きりで砂浜を歩くことに。
潮風が吹く中、のぶは千尋に素直な気持ちを伝えます──「助けてくれてありがとう」と。そして、
「女子でも夢を追いかけてえい」
と、のぶは自信を持って言葉を紡ぎます。
その真っ直ぐな瞳に、千尋は心打たれ、「わし、大好きです」と照れながらもまっすぐに想いを伝えます。
しかしその瞬間、偶然後ろでその様子を見ていた嵩の胸には、炭酸のように切ない泡が広がっていくのでした。
ジェラシーを知った嵩、ヤムさんの金言に出会う
のぶと千尋のやりとりに、心がざわついた嵩は、夕暮れの商店街で屋村にぽつりと尋ねます。
「ヤムさんは、ジェラシー感じたことありますか?」
屋村はおどけながらも核心をつく一言を返します。
「だからこそ人生は面白いんじゃないか」
このやり取りが、嵩の胸に何かを残したことは間違いありません。
彼の中で、少しずつ自分だけの感情と言葉が芽吹いているのが感じられました。
感想|のぶの成長がまぶしい…嵩の心もそっと動き始める
第14話では、のぶの夢に向かうエネルギーと、自分の感情に気づき始めた嵩の対比がとても印象的なストーリーです。
のぶは自分の言葉で気持ちを伝え、未来へ踏み出し始めています。
まさか兄弟でライバル同士?という展開にドキドキしてしまいますね。
貴島中尉ものぶに好意を寄せていたのではないでしょうか。
のぶはモテモテですね!
一方で嵩は、まだ言葉にできない思いと葛藤のなかにいて、だからこそリアルで胸が締め付けられるような存在です。
そして、青春を彩る“海辺の告白”──淡く、でも確かな一歩。
どこか懐かしさすら覚える名場面です。
第14話の見どころまとめ
- のぶが貴島に報告した“教師になる夢”
- 千尋との海辺での「ありがとう」と「好き」の告白
- 嵩の胸に芽生えたジェラシーと、屋村の深い言葉
- 朝田家と柳井兄弟のほのぼのした夏の一日
第14話まとめ|青春のうねりが動き出す、恋と夢の交差点
第14話は、のぶの成長と青春の揺れ動く心情が美しく交差する回です。
教師という新たな夢に向かって走り出したのぶの姿には、視聴者の胸を打つまっすぐさがあります。
一方で、嵩の中にも確かな「変化の芽」が。
のぶと千尋の関係にモヤモヤを感じつつも、それを認めることで自身の感情に向き合い始める――その繊細な心の動きが丁寧に描かれていました。
屋村の「焼いて焼かれて、だからこそ人生は面白いんじゃないか」という言葉が象徴するように、青春は時に熱く、時に苦い。
だけど、その全てが未来への糧となることを、この第14話は教えてくれた気がします。
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