「嘘解きレトリック」第4・5話では、不気味な人形屋敷を舞台にした「人形殺人事件」が展開されます。
探偵の祝左右馬と助手の鹿乃子が巻き込まれるのは、1カ月前に起きた謎の女性の死と、不気味な人形を育て続ける綾尾家の複雑な家族の秘密です。
今回は、三つ子の姉妹に隠された真実と、人形にまつわる悲劇の真相を解き明かしながら、祝と鹿乃子がたどり着いた驚きの結末をご紹介します。
不気味さと切なさが交差する事件の真実を紐解き、心に残るミステリーの魅力に迫ります。
嘘解きレトリック人形殺人事件は何話?
ドラマ「嘘解きレトリック」の人形殺人事件は、第4話と第5話で描かれています。
原作漫画では、事件のストーリーは3巻に収録されています。
このエピソードでは、祝左右馬(鈴鹿央士)と浦部鹿乃子(松本穂香)が、とある「人形屋敷」に招かれ、不可解な殺人事件の謎に迫ります。
嘘解きレトリック人形殺人事件のネタバレ
第4話の冒頭、川辺で人形と共に血まみれの女性が死んでいる場面から始まります。
1か月後、祝と鹿乃子は生活費を得るため、怪談雑誌の記者・端崎雅(北乃きい)と共に「人形屋敷」に向かうことに。
この屋敷には、亡くなった娘の代わりに人形を育てるという奇妙な風習があり、屋敷内で働く使用人が次々と辞めていくという噂が立っていました。
イネという女中が屋敷で亡くなったことや、品子(片岡凛)のいる「人形部屋」の奇妙さもあり、徐々に屋敷内に隠された秘密が明らかになっていきます。
鹿乃子は品子の言葉に嘘の反応を感じ取り、祝と共にこの事件の真相を暴こうとします。
犯人と事件の真相
事件の解決に向けて祝たちが調査を進めると、品子には実は双子、さらに三つ子の姉妹がいることが判明。
綾尾家では、不吉とされる「双子」「三つ子」の存在を隠し、品子たちを人形と共にひっそりと育てていました。
イネが亡くなった背景も明らかに。
実は、イネは屋敷の不気味な風習や人形を売ることを試みたものの、それが発覚して不幸な結末を迎えてしまったのです。
犯人は、イネの兄であり、彼がイネを突き落としていたことが最終的に分かります。
品子は三つ子だった!
事件の核心は「品子が三つ子である」という事実でした。
綾尾家では、双子や三つ子の存在が不吉とされ、屋敷の中で隠れて生活するよう強いられてきたのです。
また、品子たちはそれぞれの性格や役割を持ち、時に「品子」という一つの存在として振る舞いながらも、互いの役割を守って暮らしてきました。
まとめ
ドラマ「嘘解きレトリック」の第4・5話で描かれた人形殺人事件は、綾尾家の不気味な伝統や双子・三つ子に対する偏見が生んだ悲劇でした。
人形屋敷の異様な雰囲気や不思議な風習が物語を引き立て、視聴者に緊張感を与えます。
祝と鹿乃子は事件を解決し、品子たちは呪いのような風習から解放されましたが、この事件がもたらした傷跡も深く残りました。
エピソードの終わりに、祝は鹿乃子に「すべての責任を背負う必要はない」と励まし、鹿乃子もまた成長していく様子が描かれています。
人形と人間の区別が曖昧になるような独特のストーリーは、謎解きの醍醐味を感じさせるだけでなく、キャラクターそれぞれの心理描写も丁寧に描かれており、見るものの心を惹きつける内容となっています。