NHK朝ドラ『あんぱん』第7話(4月8日放送)では、朝田家に次々と降りかかる困難と、それに立ち向かおうとするのぶ(永瀬ゆずな)の行動力が描かれました。
釜次(吉田鋼太郎)の怪我、内職の打ち切り、そして底をつく米びつ…。
じわじわと生活が追い詰められる中、まだ幼いのぶが起こす小さな一歩に、希望の光が差し始めます。
あんぱん第7話(4月8日放送)あらすじネタバレ
釜次の負傷で石屋がピンチに…朝田家の柱が折れる時
朝田石材店の大黒柱・釜次が、手を骨折してしまい、仕事が思うように回らなくなってしまいました。
「これぐらい大丈夫だ」
と強がる釜次でしたが、刻むべき石を前に手を握れず立ち尽くす姿には、老いと無念が滲んでいました。
石屋という職業の重み、結太郎(加瀬亮)を亡くし、一家の大黒柱として家を守らなければという責任感。
釜次の背中には、それらすべてが詰まっているようでした。
頼みの綱の内職もストップ…母と祖母の不安なまなざし
さらに追い打ちをかけるように、羽多子(江口のりこ)とくら(浅田美代子)の内職の仕事もなくなってしまいます。
「今日で終わり」と言い渡され、荷物を抱えて帰る二人。
帰宅後、ふと米びつを開けると、そこには残りわずかな米粒だけ。
ふたりが顔を見合わせるあの一瞬――
言葉は少ないけれど、「この先どうすれば…」という母たちの不安と焦りがヒシヒシと伝わってきます。
のぶは、母たちの苦悩を知り、弁当はいらん!といい、学校へと向かいます。
そんなのぶに崇は自分のお弁当を渡しました。
釜次の弟子の豪(細田佳央太)は、自分は大飯食らいだから、ここを辞めると申し出ます。
釜次はそんな事、気にしなくていい!と豪にまで気を使わせてしまったことに対して、申し訳ない思いでいっぱいでした。
のぶのひらめきと行動力!草吉を家に連れてくるが…
そんな中、長女・のぶは家族の様子をじっと見つめ、ひとつの決断を下します。
「なんとかしなきゃ」と思ったのぶは、あんぱん職人・屋村草吉(阿部サダヲ)を朝田家に連れて、うちでパン屋をやればいい!と提案します。
のぶは子どもながらに「この人なら何かを変えられるかもしれない」と感じたのでしょう。
しかし、その行動は思わぬ壁にぶつかります。
釜次と草吉、激突!そして草吉は去ってしまう…
草吉の訪問を知った釜次は、猛反対!
「うちの家業をナメてるのか!」
そう声を荒げ、草吉の存在を拒絶してしまいます。
一方の草吉も、「こっちから願い下げだ!」と吐き捨て、駅へと向かいます。
あきらめない少女、のぶのまっすぐな想い
しかし、のぶはあきらめません。
草吉が出ていった後、黙ってなんていられない。
「私が、もう一度話す!」と、勢いよく家を飛び出します。
このラストシーン、泣きながらでもまっすぐ走るのぶの姿。
駅で切符を買う草吉は「じゃあな!」と言って汽車に乗り込んでしまいます。
駅の待合室でうなだれるのぶと崇・・・。
そんなのぶと崇の前に、草吉が現れ、パン屋の話を聞き入れ、石屋の敷地内を借りてパン屋を開くことになりました。
小さな手、小さな背中で、家族の未来を動かそうとするその姿――
『あんぱん』という物語の本質が、ここに込められているように思えました。
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まとめ|のぶの勇気が動かす、朝田家の運命は…?
第7話では、朝田家を襲う“生活苦”というリアルな問題が描かれました。
釜次の怪我、収入源の喪失、そして家族を想って動き出すのぶ。
子どもが見て、感じて、行動する――その尊さと力強さに、ただただ感動です。
次回、第8話では、草吉が朝田家を救うのか?
朝田家と草吉の関係は、どう変わっていくのか?次の一歩に期待が高まります!